本書で紹介するソフトウェアを動作させるには,Maryシステムの中核となるMB基板が少なくとも1枚必要ですが,さらに,開発ツール類を動作させるためにはWindowsパソコンが必要になります.
パソコンとは付属基板とは,USBケーブルで接続します.
LPC-Link機能を利用してプログラムを開発するときに,LPCXpresso を使用します.(注:LPC-Linkがなくてもプログラム開発は可能です.)
Windowsの推奨システム環境
本書で扱う開発ツール類を動作させるためパソコンの推奨システム環境は下記のとおりです.
・Windows 7
・Windows Vista
・Windows XP
筆者はこのうち,Windows7(32ビット版)で動作確認しています.
各開発ツールの詳細な推奨動作環境は,それぞれのサイトやドキュメントを確認してください
USB2.0ケーブル
付属基板にパソコンからプログラムを書込んだり,付属基板とパソコンで通信を行うときに,パソコンとはUSBケーブルで接続します.
Aコネクタ・オス(パソコン側)-ミニBコネクタ・オス/5ピン(付属基板側)のケーブルです.
付属基板
Maryシステムの中核となるMB基板が少なくとも1枚必要です.
基板が2枚付属していますが,ドライバをインストール後にパソコンと接続すると,それぞれ固有のCOMポート番号が割当てられます.
LPCXpresso (オプション)
LPCXpresso は,LPC-Link経由でのターゲットデバックを行うときに使用します.付属基板のUSB経由でパソコンのシリアル・コンソールに文字や数字を送出する(UART出力に対してprintf()を実行する)ことで,デバッグ情報を得ることもできます.
したがって,必ずしもLPCXpresso評価基板を用意する必要はありません.