2018年5月号 特集 Python発C行き micro:bit&新PIC入門
クラウドAI/IFTTTからLED/モータまで超速プロトタイピング
写真1 オールインIoT学習ワークベンチ「PICoT(ピコット)」
Wi-Fi/Bluetooth通信,センサ計測からモータ制御,LCD表示まで,これ1枚で全部できる.でき合いのArduino専用拡張ボード「シールド」のドッキングも可能.写真は試作品のため,一部は実物と異なる.製作セットと完成品はビット・トレード・ワンにて販売中
イギリスの公共放送局BBCは,Bluetoothマイコン・キット「micro:bit」を開発し,
11~12歳の小学生に100万台を無償配布しました.日本でも
2020年から必修化されるなど,プログラミング教育に関心が集まっています.
特集では,いまマイコンをはじめるのにおすすめの2大言語「Python」と「C」(
図1)について,micro:bitやPICマイコンを使った実習を通して学びます(
図2).
図1 特集でおすすめする2大マイコン・プログラミング言語
●Cを学習するならPICがおすすめ
特集 第2部「セミプロ・コース」ではC言語を使ったマイコン・プログラミングの手法を解説します.初心者にはDIP品が用意されていて試作しやすいPICがおすすめです.アイデアが思いついたらすぐにブレッドボードで動かせます.最近では内蔵ハードウェア・モジュールによって回路もプログラミングできるようになったPIC16F1ファミリ(
図2)も登場しています.
図2 回路のプログラミングもできる新PICマイコン「PIC16F1」ファミリのメリット
●C言語実践入門向けのPICマイコン・キットを開発
編集部では,特集 第2部「セミプロ・コース」を学ぶために,
写真1,2のPICマイコン・キットを開発しました.オールインIoTワークベンチPICoT(ピコット)は,Wi-Fi/Bluetooth通信機能を搭載し,センサ計測からモータ制御,LCD表示までを1枚で実現できるマイコン・キットです(
図3).PICoTの製作キットと完成品はビット・トレード・ワンで発売中です.
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回路図
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部品表
写真2 オールインIoT学習ワークベンチ「PICoT(ピコット)」の搭載部品
図3 オールインIoT学習ワークベンチ「PICoT(ピコット)」のハードウェア構成
●PICoT(ピコット)製作キットと完成品の頒布
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製作キット
・IoT時代のマイコンC言語入門ボード "PICoT" キット ADCQ1805K
(販売元:ビット・トレード・ワン)
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http://btoshop.jp/2018/04/04/4562469771755/
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完成品
・IoT時代のマイコンC言語入門ボード "PICoT" 組み立て済み ADCQ1805P
(販売元:ビット・トレード・ワン)
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http://btoshop.jp/2018/04/04/4562469771755/
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オプション・ボード
・IoT時代のマイコンC言語入門ボード "PICoT"オプションボード ADCQ1805OP
(販売元:ビット・トレード・ワン)
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http://btoshop.jp/2018/04/04/4562469771755/
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完全版
・オールインIoT実験ワークベンチ PICoT[完全版]
(販売元:CQ出版WebShop) オプション・ボード,特集記事PDF,プログラム一式を
収録したCD-ROM付き 4/23~販売開始予定
●開発ツール
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ソフトウェア
MPLB X IDE (執筆時の最新バージョンは4.15)
XC8コンパイラ (執筆時の最新バージョンは1.45)
MPLAB Code Configurator (執筆時の最新バージョンは3.45)
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ハードウェア
PICkit 3
PICkit 4 ほか
●サンプル・プロジェクト
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第2部 セミプロ・コース 新生PIC×C言語で実践入門
第5章と第6章のサンプル・プロジェクトは
こちら
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第3部 第1章 AI用ビッグデータを自動生成!PICで作るクラウド・ウェザー・カレンダ
サンプル・プロジェクトは
こちら
●2018年6月号以降に掲載を予定している内容
次の内容については,2018年6月号以降にフォローアップ・コーナとして掲載を予定しております.掲載号が決まったら,このページでお知らせします.
・回路CIPモジュールの使い方(16ビットPWM,NCO,COG)
・外部モジュールとの連携(音声入出力オプション・ボード,Bluetoothモジュール,Arduinoシールド)
・製作事例