設計で困ったときに,すぐに使える特効薬のような保存版特集を4号連続で企画しました.
回路/電源/基板/部品という電子回路設計の基本を網羅したこの4号を,手元に並べて辞書のように使えば,設計効率アップは間違いなし!
忙しいベテラン・エンジニアに代わって,途絶えがちなエレクトロニクス技術を伝承します.
5月号(4/10発売)のミッション…計算が嫌いなエンジニアを強力にバックアップ!
特集◆[保存版] エレクトロニクス数式集 オンライン計算シートを公開中!
6月号(5/10発売)のミッション…実験室に置いてサクッと使える一覧表やグラフを集大成
特集◆[保存版] 電源デバイス便利帳 アプリケーション・ノート・リンク集を公開中!
7月号(6/10発売)のミッション…高性能化するディジタル基板をアナログ技術で確実に動かす
特集◆[保存版] 基板づくりチェックリスト100
8月号(7/10発売)のミッション…小型・薄型時代に現場で使われている受動部品を徹底調査!
特集◆[保存版] 表面実装部品活用ノート
2010年5月号 発売中
本誌ウェブ・ページで値がパッ! と求まる計算シートを公開
特集◆[保存版] エレクトロニクス数式集
ベテランのエンジニアから電源/高周波/発振/フィルタ回路など,さまざまな電子回路に使う抵抗やコンデンサ/コイルの値を求める数式を,集めて紹介しています.
●オンライン計算シートの使い方
①「オンライン計算シート一覧」にアクセス
②計算シートをクリックして定数を算出
③計算式の詳細を2010年5月号で確認!
2010年6月号予告 5月10(月)発売
実験室に置いてサクッと使える一覧表やグラ フを集大成
特集◆[保存版] 電源デバイス便利帳
別冊付録 電源設計トレードオフ解決のかぎ
■ 特集
高機能化するマイコンやFPGAなどのプログラム開発にかかる時間は増える一方です.良いソフトウェアを開発するには,ハードウェア設計にかける時間を最小限にし,かつ確実に動かす必要があります.ハードウェアの信頼性のかぎを握るのは「電源」です.オーバースペックの高価な電源モジュールは購入したくありませんから,開発案件ごとに設計しなおすこともしばしばでしょう.また最近のエコ・ブームで,高効率で小型の電源を作れる高性能な部品が次々と登場しており,その品種は膨大です.
特集では,汎用のオンボード用電源だけでなく,AC100V入力のスイッチング電源,バッテリ用電源の設計のお助け資料を集めて紹介します.
*制御IC/コンデンサ/トランス/保護回路/放熱器など,メーカ提供の設計資料を整理したリンク集をアップしました!
■別冊付録 電源設計トレードオフ解決のかぎ
高効率で高性能な電源回路を作る技術が求められています.電源回路設計を成功させるために知るべきは「あちらを立てればこちらが立たない」ということ.別冊付録では,ナショナル セミコンダクターのウェブ版設計支援ツール WEBENCHを動かしながら,電源設計時に直面する数々のトレードオフの解決のしかたを紹介します.
*補足記事「DC-DCコンバータの入出力電圧/電流と定数の関係」を公開しました.(2010年5月24日)
2010年7月号予告 6月10(木)発売
マイコン/ディジタル基板をアナログ・センスできちんと動かす
保存版 基板づくりチェックリスト100
■ 電子回路を作るのが大好きな技術者は多数居るでしょう.時間を忘れて夢中ではんだ付けしていると,あっという間に時間が過ぎてしまいます.ひとまず目的の動作をする試作機1号ができて,喜びに浸りながら量産試作のために基板を作ろうとすると,そこからは意外と手間が掛かります.
■ 思い通りの配線パターンができていなかったり,部品が見えないところでショートしていたり,基板に集約したことでノイズの影響をもろに受けるようになったり,やたら熱い個所が出てきたり….
■ 製品としてきちんと動く基板を作るのは,ひとまず動く基板を作ることの10倍以上手間が掛かり,ここにも技術者としてのやりがい,喜びがあります.ところがこの辺のノウハウは先輩に尋ねないと,なかなか書籍では探せません.
■ 特集では,「きちんと動く基板」を作る際に必要な,試作基板の診断術,電源や高速信号の配線の常識,チップ部品のはんだ付け技術,部品レイアウトと配線のコモンセンスなどをチェックリストにまとめました.
特別企画 電気二重層キャパシタの応用術
■ 電気二重層キャパシタは,エネルギー密度(重さあたりの貯蓄量)こそ二次電池に劣るものの,充放電寿命が二次電池の100倍以上,出力密度(電流の出し入れのしやすさ)が数倍~10倍の性能を誇ります.つまり二次電池よりも短い充放電時間で,何度も利用できる夢のようなデバイスです.供給メーカも数十社あり,中小の製造メーカでも入手できるようになりました.
■ 入手性が良くなった,こんな便利な部品を活用しない手はありません.しかし,まだまだ応用例を思いつかない方も居ると思います.実際,本誌2月号で電気二重層キャパシタの応用について紹介したところ,「もっと応用事例を…」という要望が多数寄せられました.
■ 特集では2月号に引き続き電気二重層キャパシタの応用事例を紹介します.また,動作を理解するための実験にも力を入れました.
2010年8月号予告 7月10(土)発売
小型・薄型時代の電子部品を徹底調査!
特集◆[保存版] 表面実装部品活用ノート
■ 表面実装型の電子部品は,小型化・薄型化だけが目的ではありません.今ではちょっとした試作や実験にも欠かせませんし,最近の速い高性能なディジタルICを確実に動かすための必須部品です.
■ しかし表面実装部品は,高精度品が少ない,電力容量の大きいタイプが少ない,実装が難しいなどの注意点があります.
■ 特集では,標準的な表面実装型の受動部品の特徴や選び方,使い方,表面実装部品ならではの注意事項を紹介します.