THD+N 0.0003%!ゼロディストーション・パワーアンプ・キット誕生
本キットは,黒田徹氏設計のOPアンプ増幅段とひずみが小さいトランスリニアバイアス出力段を組み合わせた40W出力のパワー・アンプの部品セットです.
(1)組み立てマニュアルはこちらから
(2)パワーアンプの回路図はこちらから
(3)電源基板の回路図はこちらから
(4)部品表はこちらから
(5)ご購入はこちらから(外部サイト)
![](../../Portals/0/support/2019/10_kit/写真1.png)
トランスリニアバイアス出力段を採用することにより,ひずみを極限まで小さくしました.
さらに,繊細なアートワークと部品レイアウトによって,基板と空中に存在するすべてのエネルギ経路を把握しコントロールし,世界最高クラスの低ひずみを実現しています.
スペック
定格出力 |
36W+36W(20Hz~20kHz 0.002% 8Ω) |
THD+N |
0.00032%(1kHz、8Ω、36W出力 80kHz LPF) |
出力周波数特性 |
1Hz~1050kHz(+0dB、-3dB、8Ω) |
残留ノイズ |
20uV(A-WAIT、入力ショート) |
ダンピングファクタ |
115(1kHz) |
スルーレート |
±16V/us |
入力インピーダンス |
100kΩ(ボリュームを付けない場合)
33kΩ(キットに含まれるボリュームをつけた場合)
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入力感度 |
760mVrms |
ゲイン |
27dB |
S/N比 |
103dB(JEITA)
118dB(定格出力)
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![](../../Portals/0/support/2019/10_kit/写真2.jpg)
![](../../Portals/0/support/2019/10_kit/図2.png)
組み立てには,半田付け工具のほか,ドライバや裸端子の圧着工具も必要です.
![](../../Portals/0/support/2019/10_kit/%E5%B7%A5%E5%85%B7%E4%B8%80%E5%BC%8F.JPG?11991213759689)
本アンプは通常のバイアス回路とは異なり,熱くなったときアイドリング電流を下げる温度補償機能を有しておりません.アンプの周囲を十分空けて風通しの良い環境でご使用ください.
本体が熱くなり過ぎたときは一度電源をOFFにして冷ましてからご使用ください. 2ndロット以降は、定数変更をして発熱が下がりました.
C負荷テスト
![](../../Portals/0/support/2019/10_kit/10kHz_8ohm.png?11994231325333)
■10kHz 負荷8Ω
![](../../Portals/0/support/2019/10_kit/100kHz_8ohm.png?1199423143774)
■100kHz 負荷8Ω
![](../../Portals/0/support/2019/10_kit/10kHz_8ohm0.1uF.png?1199423145162)
■10kHz 負荷8Ω//0.1uF
![](../../Portals/0/support/2019/10_kit/10kHz_0.1uF.png?11994231610239)
■10kHz 負荷0.1uFのみ
![](../../Portals/0/support/2019/10_kit/10kHz_8ohm0.47uF.png?11994231856552)
■10kHz 負荷8Ω//0.47uF
![](../../Portals/0/support/2019/10_kit/10kHz_0.47uF.png?1199423191379)
■10kHz 負荷0.47uFのみ
いづれも安定しています.