DDS基板を繋いだときの挙動が解説と異なり,「新しいハードウェアの検出」ウィザードが現れない場合があります. そのような場合は,デバイス・ドライバを手動でインストールしてください.
1.DDS基板を繋いだときの挙動 DDS基板を接続すると「デバイス ドライバー ソフトウェアをインストールしています」という表示が表れ,すぐ消えます. しばらくすると,次のような「デバイス ドライバー ソフトウェアは正しくインストールされませんでした」という表示が出て,すぐ消えます. ドライバは正しくインストールされていないので,このままでは動作しません.
2.デバイス・ドライバのインストール方法 デバイス・ドライバのインストールには,Windowsの管理者権限が必要です.まず,管理者権限のあるユーザでログインします. DDS基板を接続します. スタート・メニューの「コンピュータ」を右クリックして,メニューから「プロパティ」を選びます. 現れた「デバイスのプロパティ」画面から,左上にある「デバイス マネージャー」を選びます. 「デバイス マネージャー」の画面には,黄色い三角形の!マークがついたデバイスがあります.このデバイスが,正しくドライバをインストールできなかったDDS基板です. もし「!」マークの付いたデバイスが他にもあり,どれがDDS基板か分からない場合,DDS基板を抜き差しすれば,デバイス マネージャ上で消えたり現れたりするので,判別できます. このデバイスをダブルクリックして,プロパティ画面を開きます. [ドライバーの更新]ボタンをクリックします.すると次のような画面になります. 下側の「コンピュータを参照してドライバー ソフトウェアを検索します」を選びます. ドライバの検索場所を指定する画面になります. [参照(R)...]ボタンをクリックして,ドライバのインストールに必要なファイルのあるフォルダを選びます. ドライバのインストールに必要なファイルは,mchpcdc.catとmchpcdc.infです. 付録CDを直接参照する場合は,CDドライブの“USB_DeviceDriver"フォルダになります. [OK]ボタンをクリックすると,元の画面に戻ります.参照フォルダが変更されています. [次へ(N)]ボタンをクリックすると,ドライバのインストールが始まります. インストールが始まってまもなく,次のようなダイアログが出ます.[インストール]ボタンをクリックして,インストールを続行します. しばらくすると,インストールが終了したという表示が出ます.[閉じる(C)]ボタンをクリックして閉じます. これで,デバイス・ドライバのインストールは終了します.デバイス マネージャーでは,以下のように“USB Communications Port”と表示されるようになります.COMポートの番号は,お使いのPCによって異なるので,忘れずに確認しておきましょう.