本誌2008年8月号特集第6章では,倒立振子を製作しています.この記事に関連して,USBマイコンのプログラム・ソースを
ダウンロード・サービスで提供しております.
しかし,この倒立振子のプログラム・ソースを本誌2008年8月号p.143に書かれている手順でコンパイルすると,エラーになり,正常なhexファイルが得られません.
エラーの原因は,このプログラム・ソースをコンパイルするには標準ライブラリ(p.150参照)が必要なのに,p.143の手順では
標準ライブラリを使わないように設定しているためです.本誌ではこの点について書かれておりませんでした.
標準ライブラリを使用するために必要な作業は,本誌p.150に記述されている以下の2点です.
- コンパイラ・オプションで標準ライブラリを使用するよう設定する
- RAMApp.drまたはROMApp.drを標準ライブラリを使用するのにあわせて編集する
ただし,
FAQ001にあるように,CommonフォルダのRAMApp.drとROMApp.drは,標準ライブラリを使用する状態のもの(#によるコメントアウトがないもの)です.
そのため,Commonフォルダのファイルをコピーして使う場合は,上記1の作業だけですみます.
2008/10/27 公開
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