人工知能,IoTロボット,自動運転EV…次々誕生するテクノロジの急成長を支えて いるのはマイコン,FPGA,無線IC,アナログICなどの電子部品です.今はネット通販 が充実しているので,魅力的なレアICも世界中から誰でも取り寄せることができます.でも最新デバイスの多くは,リード線のない表面実装タイプばかりです.プリント 基板を作ることができるか,できないかで,使うことのできる電子部品の数は天と地 ほども違うでしょう. 今月号には,プリント基板を作る技術を短期間でマスタできるDVDを付録しました. 付録DVD-ROMのコンテンツはこちらから 購入はこちらから ※「CQ TV」始めました!付録DVDを動画で紹介中
商用利用OK&無制限,高機能クラウド型から回路図とレイアウトがリアルタイム同期する基板開発ソフトウェアまで全7種収録しています.
ICやモジュール/コネクタの足型にフィットするパターン・データを生成できるアプリケーション「CQ Footprint Tracer」(KiCad用)を収録しています.bmp,png,jpgなどの画像を読み取り,寸法の計算をすることなくパッドをなぞるようにフットプリントを描くことができます.
3D CADのほか,パターン・アンテナやRF部品を解析するための電磁界解析シミュレータや熱解析ツールを収録しています. ●スパイラル・コイル製作に!電磁界シミュレータSonnet Lite 電磁界シミュレータやプロ御用達の電子回路シミュレータLTspiceを駆使すると数十MHz~GHzのプリント・パターン・フィルタを作れます.フリーのシミュレータで設計したとおりの特性を実現できます.VHF帯のステルスBPFの作り方は本誌10月号 第8章をご参照ください. 記事サンプルはこちらから ●筐体実装状態の確認に!3次元CAD DesignSpark Mechanical 3D CADを利用するとプリント基板や機構部品がケースにきっちり収まるか事前にチェックできます.関連記事は本誌10月号 第8章Appendixをご参照ください. ●電波がパソコンで丸見え!電磁界シミュレータEEM-FDM フリーの電磁界シミュレータEEM-FDM(評価版)を利用すると,金属ケースの形状や配置によって変化する電磁波の空間のようすを可視化できます.関連記事は本誌10月号 第8章Appendixをご参照ください. ●チップ部品の熱解析シミュレータPICLS プリント・パターンの形状や条件を設定・変更すると各点の温度をリアルタイムで表示してくれます.部品の発熱のようすと動画で見たり,ビアの位置や数を決めたり,複数のデバイスがあるときの熱確認したりできます.関連記事は本誌8月号 誰でもキマル!プリント基板道場をご参照ください. ●Sパラメータや伝送線路解析に!RFシミュレータQucs QucsはオープンソースのSPICEシミュレータです.複数ポートのSパラメータ計算.スミスチャート表示,伝送線路モデルなど高周波回路の解析に必要な機能がそろっています.プリント・パターン最適化ツールASCOを使って回路定数をFixしたり,高周波ノンリニア回路のハーモニック・バランス解析をしたりできます.近号で本シミュレータについて解説する予定です.
トランジスタ,MOSFETなどの部品を自動判別して特性を測定できる「コンポーネント・テスタ」が静かなブームを呼んでいます.本テスタの機能にOPアンプや定電圧レギュレータを加え,表面実装部品もチェックできるようにしたパーツ・チェッカ「コンポーネンツ・ドクタ」を製作しています.キット準備中(9~10月発売予定)です. 記事サンプルはこちらから