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トラ技ニュース

11 20

投稿者: news
2009/11/20 0:00

組み込み技術関連の展示会であるEmbedded Technology2009(以下ET2009)が,2009年11月18日からパシフィコ横浜(神奈川県横浜市)で開催されている.2日目の今日(19日)は,小ロット/多品種生産を支える各種組み込みボードや,組み込み技術の習得をサポートする学習環境にスポットを当てる.稿末では,トランジスタ技術本誌でおなじみの筆者陣の出展もいくつかご紹介しよう.

日時:2009年11月18日(水)~2009年11月20日(金)
10:00~17:00(19日は18:00まで)
会場:パシフィコ横浜(神奈川県横浜市)
主催:(社)組込みシステム技術協会(JASA)

CAN/USB/Ethernetが全て繋がるマイコン・ボード


写真1 ルネサス テクノロジ製マイコンを搭載した北斗電子のHSBシリーズCPUボード
北斗電子のブースでは,ルネサス テクノロジのマイコンを搭載した各種ボード(写真1)が展示されている.同社ではCANやUSBといったシリアル・インターフェースをもつ製品に力を入れており,展示されていたボードの多くはCANやUSBを備えている.HSB7286Fシリーズは,ルネサス テクノロジのSH2A(SH7286)を搭載したマイコン・ボードで,CANやフル・スピード対応のUSB2.0ターゲット・ポートなどのインターフェースを備えている.CANのドライバ/レシーバICも搭載されており,CANによるネットワークを容易に構築できるのが強みだ.32MバイトのSDRAMも搭載しており,大容量のデータを扱うアプリケーションにも向く.

HSB72167Fシリーズは,同じくルネサスのSH2A(SH72167)を搭載したマイコン・ボードだ.こちらはUSB2.0ターゲット・ポートやCANのほかに,10BASE-T対応のEthernetポートも一つ備えている.制御系のネットワークに向くCAN,PCからの制御に向くUSB,そして広範囲のネットワークに向くEthernetをワンボードに装備することで,それらが密に連携したアプリケーションにも対応できる.

いずれの製品もデバッグ・インターフェースを備えており,ルネサス純正のE10Aデバッガなどを使った開発も容易だ.また,USBを簡単に扱えるソフトウェア・ライブラリの「まいUSB」も提供されている.PC側のドライバとターゲット側のライブラリがセットになった製品で,たった二つのAPIやファンクション・コールを呼び出すだけで,簡単にUSBを使った通信を実現できる.製品に組み込んで使用する際に,追加のロイヤリティがかからないの(一つの製品に付き1ライセンスで良い)も特徴の一つだ.

ARMやSHマイコンの学習はロボットで!


写真2 JAPAN ROBOTECHの倒立振子ロボット・プラットホーム“MINIWAY”(仮称)
JAPAN ROBOTECHとアールティーの共同ブースでは,各種ロボットの展示が行われている.JAPAN ROBOTECHのMINIWAY(仮称:写真2)は,ARMプロセッサを使った2輪の倒立振子ロボットだ.主に大学での研究用途や学習向けの製品で,学生が実際に社会に出たときに役に立つよう,広く応用されているARMプロセッサを採用しているのが特徴だ.代表取締役の河野氏は,「これまでARMプロセッサを使った学習ツールが少なかったため,学校で学んだ技術と実際の社会で使う技術に差があることも多かった.また,多輪の車両では複雑な制御が不要で,学習ツールとしては能力不足.より効果的な学習ができるよう(MINIWAYを)企画した」という.

駆動部もモータと減速機,エンコーダが一体になった同社オリジナルの製品を使用している.また,ソフトウェア開発以外にも,実際のハードウェアに触れながら学習できるよう,波形観測ポイントが多数用意されていたり,外部信号やオリジナルのハードウェアが接続可能な汎用I/Oポートなどが用意されている.ベース・モデルのMINIWAYの価格は10万円程度を予定しているという.


写真3 アールティーのハーフ・サイズ・マイクロマウスの“Pi:Co”と2足歩行ロボット・キットの「ちょろ丸」
アールティーは,ハーフ・サイズ・マイクロマウスの“Pi:Co”や,簡単な2足歩行ロボットの「ちょろ丸」などを展示(写真3)している.Pi:Coは,2009年度から正式に開始されるハーフ・サイズ・マイクロマウス競技に完全対応した製品だ.従来のマイクロマウス競技と比較して迷路のサイズが半分で,ロボット本体もそれに合わせて小型化している.制御用マイコンにはルネサスのSH7125Fが使用されており,壁検知の赤外センサや走行用モータなども全て備えている.60[W ]×52[D ]×45[H ]と手に載るほど小さく,ライン・トレース・ロボットのように広いコースも不要なため,テーブル・トップで気軽に開発できる.同社は実際の競技だけではなく,組み込みプログラミングの学習や研究など,幅広い用途で使用できるとしている.

また,「ちょろ丸」は16ビット・マイコンのH8/3694Fを搭載した2足歩行ロボットだ.こちらの製品はソフトウェア開発だけでなく,電子工作の要素も学習できるように,未組み立て状態で販売されている.とはいえ,それほど細かい部品は使用されていないので組み立ては容易だ.また,どの部品が壊れても大丈夫なように,入手が容易な部品だけで構成されているのも特徴だ.

トラ技本誌でおなじみの筆者陣の展示ブース


写真4 ザイリンクス社のSpartan-6を搭載した特殊電子回路のFPGA評価ボード TKDN-SP6
情報処理推進機構(IPA)のブース内には,2008年8月号特集「USBマイコンによるI/O制御入門」を執筆した内藤氏[特殊電子回路(株)]の展示ブースがある.写真4は,ザイリンクス社の最新FPGA  Spartan-6をいち早く採用したFPGA評価ボード TDKN-SP6だ.搭載しているのはXC6SLX16-CSG324ESで,ロジック・セル数は14579と巨大.純正のSpartan-6評価ボードも入手困難な状態が続いているため,早くSpartan-6を使いたいという方は特殊電子回路のブースを訪ねてみると良いだろう.余談になるが,TDKN-SP6のカタログの裏では,内藤氏の熱い思いが語られているので必読だ.


写真5 立野電脳のブースに展示されているハウリング・キャンセラ
スピーカのすぐ前にマイクが配置されているが,ハウリングせずに拡声できる
立野電脳のブースでは,ある筆者が開発しているハウリング・キャンセラ(写真5)のデモが行われている.独自の手法で開ループ利得25dB(@1kHz)を実現しており,従来の手法では対応できないハウリングも抑制できる.補聴器や双方向通信システムのハウリング・キャンセルにも対応でき,通信システムでは耐ダブルトーク・エコー・キャンセラ・アルゴリズムや,線形予測合成と一体化したエコー・キャンセラと併用可能という.

ほかにも,トランジスタ技術僚誌のインターフェースやディジタル・デザイン・テクノロジでおなじみの筆者のブースもいくつかあるので,会場内で探してみてはいかがだろうか.

●関連リンク
ET2009のウェブ・ページ[(社)組込みシステム技術協会]
(株)北斗電子
(株)JAPAN ROBOTECH
(株)アールティー
特殊電子回路(株)
立野電脳(株)
(有)ケプストラム

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