ショーレポート
2024年10月01日
編集部
onsemi,センサの新技術・新製品を紹介「Japan Annual Sensing Summit」を開催
8月27日,onsemi社のセンサ製品・技術を紹介するメディア向けイベント「Japan Annual SensingSummit(JASS)2024」が開催された.最新の車載向け・産業向けのイメージ・センサ製品を中心に,超音波レンズ・クリーニング・デバイスや電磁誘導を用いたポジション・センサなど,新技術を採用した多数の新製品が展示された.
日本法人代表取締役社長の林 孝浩氏の挨拶から始まり,本社GM,Automotive Sensing DivisionのGeoff Ballew氏からはスバルのアイサイトに同社のイメージ・センサが採用されていることが,本社VP &GM,Industrial&Commercial Sensing DivisionのJohn Gerard氏からはイメージ・センサは低消費電力・高速化・広ダイナミック・レンジ品の技術開発を進めるとの説明があった.
イメージ・センサは,車載向けにはADAS(AdvancedDriver-Assistance Systems;先進運転支援システム)および産業向けのマシン・ビジョンに活用されて,高度な処理の実現に必要なデバイスである.技術的には,イメージ・センサとフィルタの組み合わせや内部でのハードウェアの高機能化,外部ソフトウェアとの組み合わせ処理によって,見えなかったものや見えにくいもの,より見えてほしいものへの追及が今後も進んでいく強い印象を受けた.onsemi 社の最先端イメージ・センサの身近な製品での活躍を期待したい.
ライター:武田洋一