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第3回 母材の上手な温め方

母材全体をはんだの融点まで温めるのは難しい

 はんだ付けをするためには,母材もはんだもすべてはんだの融点以上にしなければいけません.これができないとはんだ付けはできません.

 図1のように一般的には,あらかじめ母材にはんだこてを当てて,温度がはんだの融点以上に上昇してからはんだを供給するのですが,実はこれが初心者にはなかなか難しいのです.


 皆さんも恐らく次のような経験をされることでしょう.

(1)部品の耐熱性と作業性を気にするあまり,母材の熱容量に対してはんだこてのパワーが小さかったりこて先が細くなりすぎている.

(2)こて先が,母材と点接触しているだけなので熱が伝わりにくい.

(3)こて先が酸化してしまって,熱が伝わらない.

 

 (1)の場合は,耐熱性があまり気にならない材料,例えば配線どうしの接続などの場合は,単純にはんだこてのパワーを大きくしたり,こて先を太くすることで対応可能です.しかし多くの電子部品は耐熱性を考え,壊れないようにしなければいけません.このときにお勧めするのが,温度調節機能付きのはんだこてです.これであれば,少々こて先を太くしても,部品の耐熱性については差し支えありません.

 

 (2)の場合は,少しセオリーから離れて,まず,こて先にはんだを供給してみましょう.溶けたはんだが母材に接触することで,熱伝導面積を大きくすることができ,その結果,母材の温度を上げることができます.

 

図2は,その手順を示したものです.

 

 

 

 (3)の場合は,こて先の酸化物がバリアとなって,熱を遮断してしまっています.

この場合は,こて先をクリーニングします.

また,軽い酸化であれば(2)の手順と同じ要領でも解決可能です.

先に,こて先にはんだを供給することで,糸はんだのフラックスが酸化したこて先を洗浄してくれます.

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