スキャン・コード・モード
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スキャン・コード・モードには「PC状態」「Mac状態」の2つの状態があります.これらの状態は,「Shift」「Ctrl」「Fn」「Alt」「①の点字キー」を押し下げ押し上げすることによって,巡回して切り替わります.
- PC状態
PC用のスキャン・コード(キー・コードまたは文字)を送信する状態です.
- Mac状態
Macintosh用のスキャン・コード(キー・コードまたは文字)を送信する状態です.
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ブレイラ・モード
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ブレイラ・モードには標準の点字タイプライタであるパーキンス・ブレイラとライト・ブレイラに対応した「パーキンス・ブレイラ状態」「ライト・ブレイラ状態」「パーキンス・ブレイラ反転状態」「ライト・ブレイラ反転状態」の4つの状態があります.これらの状態は,「Shift」「Ctrl」「Fn」「Alt」「②の点字キー」を押し下げ押し上げすることによって,巡回して切り替わります.
- パーキンス・ブレイラ状態
点字キーは,左から③②①④⑤⑥の点になります.
- ライト・ブレイラ状態
点字キーは,左から①②③⑥⑤④の点になります.
- パーキンス・ブレイラ反転状態
点字キーは,左から⑥⑤④①②③の点になります.
- ライト・ブレイラ反転状態
点字キーは,左から④⑤⑥③②①の点になります.
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コード・モード
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コード・モードには「北米点字コード状態」「6点カナコード状態」「6点FDSJKLコード状態」の3つの状態があります.これらの状態は,「Shift」「Ctrl」「Fn」「Alt」「③の点字キー」を押し下げ押し上げすることによって,巡回して切り替わります.
- 北米点字コード状態
コンピュータ用点字の標準である北米コンピュータ点字コードの全てを網羅し,カーソル・キーその他PCで必要なほとんどの文字を送信できます.
- 6点カナコード状態
北米コンピュータ点字コードを基本としますが,カナ点字を優先して出力します.カーソル・キーその他PCで必要なほとんどの文字を送信できます.
- 6点FDSJKLコード状態
北米コンピュータ点字コードを基本としますが,点字キーのみが押し下げられた場合は,③②①④⑤⑥の点字キーに対応して「s」「d」「f」「j」「k」「l」を出力します.標準キーボードによる6点入力に対応したソフトウェア向けの状態です.カーソル・キーその他PCで必要なほとんどの文字を送信できます.
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音声ガイド・モード
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音声ガイド・モードには「読み上げあり状態」「読み上げなし状態」の2つの状態があります.これらの状態は,「Shift」「Ctrl」「Fn」「Alt」「④の点字キー」を押し下げ押し上げすることによって,巡回して切り替わります.
- 読み上げあり状態
以下の例外を除いて,モードの状態変更時の読み上げや候補キーの読み上げをします.
- 入力モードが片手入力可能状態である
- コード・モードが6点FDSJKLコード状態である
- 読み上げなし状態
以下の例外を除いて,読み上げをしません.
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入力方式・モード
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入力方式・モードには「両手入力状態」「片手入力可能状態」の2つの状態があります.これらの状態は,「Shift」「Ctrl」「Fn」「Alt」「⑤の点字キー」を押し下げ押し上げすることによって,巡回して切り替わります.
- 両手入力状態
基本的には全てのキーの押し下げが解除された時点で点字が確定し,文字を送信します.キー・スキャン中に点字キーの押し下げとスペース・キー押し下げがあった場合は,スペース・キーの押し下げをキャンセル指示とみなし,文字を送信しません(入力キャンセル機能).
スペース・キーのみの押し下げでは,通常のスペース・キーの文字を送信します.
- 片手入力可能状態
片手入力も両手入力も可能な状態です.片手入力では,2回キーを押し下げ押し上げすることで文字を送信します.
- 1回目のキー入力
スペース・キーと左右どちらか片方の点字キーを押し下げ押し上げすることで,点字の①の点~点字の③の点が確定します.この時点では,文字を送信しません.
- 2回目のキー入力
スペース・キーとどちらか片方の点字キーを押し下げ押し上げすることで,点字の④の点~点字の⑥の点が確定し,文字を送信します.
※片手入力可能状態での両手入力の方法は,両手入力状態の場合と同様ですが,入力キャンセル機能は使用できません.
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キー動作・モード
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キー動作・モードには「通常キー状態」「カーソル・キー状態」の2つの状態があります.これらの状態は,「Shift」「Ctrl」「Fn」「Alt」を押し下げ押し上げすることによって,巡回して切り替わります.
- 通常キー状態
点字キー,変更キー,スペース・キーが通常通りに動作する状態です.
- カーソル・キー状態
親指で操作する 4個のキー「Ctrl」「スペース・キー」「GUIキー」「Fn」の単独での押し下げ押し上げをそれぞれ「←」「↑」「↓」「→」の動作に変換します.その他の変換キーと組み合わせるなど,単独でない押し下げ時の振る舞いは通常キー状態の場合と同様に変更キーとして機能します.この状態ではスペースの入力ができませんので,スペースを入力する際には,通常キー状態にする必要があります.
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